6/24/2016

ヘッドフォン

問題はヘッドフォンだ。
ヘッドフォンのレビューはほとんど役に立たない。
過去何度失望しただろう。

今まで一番良かったのは30年前くらいに買ったDENONの密閉型の3万円くらいのやつ。
少し前まではそれを持っていたけれど、さすがに処分してしまった。
すでに同じものは売られていないし、型番も忘れた。
でもその音の印象は今でも覚えている。

スマホが出る前は、店のヘッドフォンは店が用意した音が鳴るようになっていた。
それがどこのお店もけっこういいかげんな音源で、あまり違いがわからなかった。
しかし、最近は自分のスマホの音源で聞き比べることができる。
それが画期的だ。
自分の知ってる音で聞き比べるとヘッドフォンの違いが非常によくわかる。
例えば喜多郎のシルクロードだけれど、左で演奏しているアコースティックギターの
音が聞こえるものと聞こえないものがあることがわかった。

これは非常にはっきりわかる。
値段の高いもの、世の中の評価の高いものでも聞こえないものがある。
だいたい値段の高いものが良いというのはヘッドフォンには全く通用しない。

そのシルクロードに限って言えば一番解像度の高いものはオーディオテクニカの
¥8000くらいの密閉型のものだった。
全ての音がクリアーに定位して聞こえた。
それを買った。
3日目くらいにマイクオンスイッチ(こんなものが付いてることに気が付かなかった)が
勝手にオンになり音が途切れるという不具合が出てきた。
面倒なので、もう使っていない。

解像度を別にして、一番聞きやすいのはフィリップスだった。
イヤホンタイプにしてもヘッドフォンタイプにしても、それほど高くないクラスの
ものが一番聞きやすい。
と思う。

ヘッドフォンで一つ問題なのは、モニターとして使う時だ。
YouTubeにアップしたい音をモニターする時は平均的な音のものでないといけない。
私はSONYの密閉型ヘッドフォンをいつも使っているが、それは低音が豊かで全体に
柔らかい音だからだ。
しかしそれで音をモニターして映像を作ると低音が不足した音になってしまう。
だから、それを意識して音を作るか、あるいは他のヘッドフォンを使うかだ。